BASICS美容クリニックの選び方|後悔しないために確認したいポイントを解説
美容医療を受けるクリニックを選ぶとき、何を基準にすればよいのでしょうか。医師や説明の内容、料金の表示、リスクの説明、アフターケア、注意したいサイン、カウンセリングで確認したいことまで、中立的な立場から詳しく解説します。
SURGERY

毎朝のアイプチやアイテープが面倒になってきた、まぶたが重く見えるのが気になる、写真に写ったときの目元の印象を変えたい。そんな思いから、二重整形を検討し始める方は少なくありません。一方で、「埋没法と切開法の違いがよくわからない」「腫れはどのくらい続くのか」「周りに気づかれずに過ごせるのか」といった不安から、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
二重整形は、方法によってしくみや仕上がりの持ち、ダウンタイムの長さが大きく異なります。正しい情報を知らないまま検討を進めると、想定と違う経過に戸惑ってしまうこともあります。この記事では、二重整形の代表的な方法の違いから、受ける前の準備、施術後の一般的な経過、リスクや費用の考え方まで、中立的な立場から詳しく解説します。
まずは、二重整形がどのような施術なのか、そしてなぜ事前に詳しく知っておくことが大切なのかを整理していきます。
二重整形は、まぶたに二重のラインをつくったり、すでにある二重の幅や形を整えたりする美容外科の施術です。「一重まぶたを二重にしたい」「奥二重をはっきりさせたい」「左右で二重の幅が違うのが気になる」「アイプチによるまぶたの負担を減らしたい」といった悩みに対して検討されることが多い施術です。まぶたの悩みは人によってさまざまなので、自分が何を一番変えたいのかを整理しておくと、カウンセリングで相談しやすくなります。
まぶたの皮膚の厚み、脂肪の量、目を開く筋肉の力、目と眉の距離などは人によって異なります。そのため、同じ方法で施術を受けても、仕上がりやラインの持ち、腫れ方には個人差があります。インターネットやSNSで見かける写真と同じ仕上がりになるとは限らないことを、あらかじめ理解しておくことが大切です。
見た目を整える目的で行う二重整形は、自由診療(保険適用外)で行われるのが一般的です。ただし、まぶたが下がって視野が狭くなる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」などの症状がある場合は、保険診療の対象となる治療が検討されることもあります。自分の症状がどちらにあたるかは、医師の診察で判断されます。
二重整形には大きく分けて「埋没法」と「切開法」の二つの方法があります。それぞれのしくみと特徴を見ていきましょう。
埋没法は、医療用の細い糸でまぶたの内側を留め、二重のラインをつくる方法です。皮膚を大きく切らずに行うため、切開法と比べるとダウンタイムが短い傾向があるといわれます。一方で、糸で留めている方法のため、時間の経過やまぶたへの負担によって、ラインがゆるんだり取れたりすることがあります。糸を外すことで元の状態に近づけられる場合があるのも特徴です。
切開法は、まぶたの皮膚を切開して二重のラインをつくる方法です。必要に応じて、余分な脂肪や皮膚を取り除くこともあります。埋没法に比べてラインが取れにくいとされる一方で、皮膚を切開するため腫れなどのダウンタイムが長くなる傾向があり、二重のライン上に傷跡が残ります。また、一度施術を受けると、元の状態に戻すことは難しいとされています。
二つの方法の主な違いを、表で整理します。
| 比較項目 | 埋没法 | 切開法 |
|---|---|---|
| 方法 | 糸でまぶたを留める | 皮膚を切開してラインをつくる |
| ダウンタイム | 比較的短い傾向 | 比較的長い傾向 |
| ラインの持続 | ゆるんだり取れたりすることがある | 取れにくいとされる |
| 元に戻すこと | 糸を外せる場合がある | 難しいとされる |
| 傷跡 | 目立ちにくいとされる | ライン上に傷跡が残る |
どちらが良い・悪いというものではなく、まぶたの状態や希望する仕上がり、ダウンタイムをどのくらい取れるかによって、検討する方法が変わります。
まぶたの皮膚が薄く脂肪が少ない方は埋没法でもラインが安定しやすい一方、皮膚が厚い方や脂肪が多い方は、埋没法ではラインが取れやすいことがあるともいわれます。希望する二重の幅が広いほど、まぶたへの負担が大きくなることもあります。自分のまぶたにどの方法が考えられるかは、医師が実際にまぶたの状態を診察したうえで判断します。
施術当日を落ち着いて迎えるためには、事前の準備が大切です。ここでは、受ける前に意識しておきたいことを紹介します。
カウンセリングでは、希望する二重の幅や形を伝えるだけでなく、その希望が自分のまぶたで現実的かどうか、どの方法が考えられるか、起こりうるリスクは何かを確認しておくことが大切です。質問したいことをあらかじめメモにまとめておくと、聞き忘れを防げます。説明を受けてすぐに決める必要はなく、持ち帰って考える時間を持つことも大切です。
施術前は、十分な睡眠をとり、体調を整えておくことが望ましいとされます。服用している薬やサプリメントがある場合は、施術に影響することもあるため、事前に医師へ伝えておきましょう。飲酒や喫煙についても、施術前後に控えるよう案内されることがあります。
当日は、目元のメイクをせずに来院するよう案内されることが一般的です。施術後は腫れが出ることがあるため、帽子やサングラス、だてメガネなど、目元を自然にカバーできるものがあると安心です。コンタクトレンズを使っている方は、メガネを持参しておくと帰りに困りません。
「どのくらいの幅の二重にしたいか」「末広型と平行型のどちらに近づけたいか」など、希望のイメージを言葉にしておくと、カウンセリングで伝えやすくなります。参考になる写真を用意する方もいますが、まぶたの状態によっては同じ形にならないこともあるため、あくまでイメージを共有するための材料として考えておきましょう。
施術当日は、どのような流れで進むのでしょうか。医療機関によって異なりますが、一般的な流れを紹介します。
来院後、受付や問診票の確認を経て、医師と仕上がりのデザインを最終確認します。実際にまぶたに専用の器具をあてて、二重のラインの位置を確かめながら決めていくことが多いようです。この時点で気になることがあれば、遠慮せずに伝えましょう。
施術は、局所麻酔のもとで行われるのが一般的です。施術にかかる時間は、方法やまぶたの状態によって異なります。麻酔の方法や痛みへの対応については、医療機関によって違いがあるため、事前に確認しておくと安心です。
施術が終わると、冷やし方や洗顔・メイクの再開時期、薬の使い方など、術後の過ごし方についての説明を受けます。わからないことはその場で確認し、緊急時の連絡先も控えておきましょう。
二重整形後の経過は、方法やまぶたの状態によって異なります。ここでは一般的な傾向を紹介しますが、経過には個人差があることを前提に参考にしてください。
施術直後から数日は、まぶたの腫れやむくみが出やすい時期です。内出血が出ることもありますが、多くは時間とともに徐々に薄くなっていくとされています。この時期は、患部を強くこすったり、ぶつけたりしないよう注意が必要です。
腫れのピークを越え、少しずつ落ち着いていく時期です。切開法の場合は、このタイミングで抜糸のために通院することが一般的です。埋没法では、この頃から周囲にあまり気づかれずに過ごせるようになったと感じる方もいますが、個人差があります。
大きな腫れはおさまってきますが、まぶたのむくみや、二重の幅がやや広く見える状態が続くこともあります。切開法では、傷跡の赤みが残っている時期です。
二重のラインは、数か月かけて少しずつなじんでいくとされています。切開法の傷跡も、時間とともに目立ちにくくなっていく傾向があります。仕上がりの判断は、ある程度の期間がたってから行うのが一般的です。
二重整形は外科的な施術であり、一定のリスクや副作用がともないます。良い面だけでなく、起こりうることを知っておくことが大切です。
主なリスク・副作用としては、腫れ・内出血、左右差、ラインのゆるみや消失(埋没法)、感染、糸による違和感、傷跡(切開法)などが挙げられます。左右差は、まぶたの状態や腫れの引き方によって生じることがあり、腫れが落ち着くまで判断できない場合もあります。
妊娠中・授乳中の方、持病のある方、服用している薬がある方、目の病気がある方などは、施術を受けられない場合や、注意が必要な場合があります。カウンセリングの際に、忘れずに医師へ伝えましょう。
施術後に強い痛みや腫れ、見え方の異常、発熱などがあった場合は、自己判断で様子を見ずに、すぐに施術を受けた医療機関に相談してください。夜間や休日の連絡方法も、事前に確認しておくと安心です。
ダウンタイムを少しでも快適に過ごすために、意識しておきたいポイントを紹介します。
冷やし方や薬の使い方、通院のタイミングなど、医療機関から受けた指示を守ることが基本です。自己判断でケアの方法を変えたり、通院をやめたりすることは避けましょう。
腫れや内出血が目立ちやすい期間を考えて、大切な予定や人前に出る予定は、施術日から少し間をあけておくと安心です。仕事や学校をどのくらい休むかも、事前に考えておきましょう。
洗顔やアイメイク、コンタクトレンズの再開時期は、方法や経過によって異なります。目のまわりはデリケートな部分なので、医療機関の指示があるまでは再開を控えるのが安心です。
施術後しばらくは、医療機関の指示に沿って目元を冷やすことで、腫れが落ち着きやすくなるといわれます。寝るときは、枕を少し高めにして頭の位置を上げると、むくみを感じにくくなることがあります。うつぶせ寝など、目元を圧迫する姿勢は避けましょう。
二重整形を検討している方から、よく聞かれる疑問をまとめました。
まぶたの状態、希望するラインの形、ダウンタイムの取りやすさなどによって考え方が変わります。医師の診察を受け、それぞれの方法のメリットとリスクについて説明を受けたうえで判断することが大切です。
ダウンタイム中は腫れや内出血が出ることがあるため、その期間は気づかれる可能性があります。長期休暇に合わせて施術日を調整する方も多いので、ダウンタイムの目安をカウンセリングで確認しておきましょう。
ラインがゆるんだり取れたりした場合は、再度施術を検討することになります。再施術の費用や保証の有無は医療機関によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
施術中は局所麻酔を使うため、麻酔が効いている間の痛みは抑えられることが一般的です。麻酔の注射の際にチクッとした痛みを感じることや、麻酔が切れたあとに痛みが出ることもあります。痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合は痛み止めの処方などについて事前に確認しておきましょう。
ダウンタイムを見すえて施術時期を選ぶことも、検討のポイントになります。
まとまった休みが取れる時期に施術を受けると、腫れが目立ちやすい期間を落ち着いて過ごしやすくなります。年末年始や連休などを活用する方も多いようです。
結婚式や旅行、撮影など、大切な予定がある場合は、仕上がりが落ち着くまでの期間を考えて、余裕を持って施術日を決めましょう。
夏場など紫外線が強い時期に施術を受ける場合は、傷跡の色素沈着を防ぐために、帽子やサングラスで目元を守るなどの対策を意識しましょう。季節を問わず、外出時の紫外線対策を続けることが大切です。
二重整形は自由診療のため、費用は医療機関によって大きく異なります。料金を比べるときのポイントを整理します。
施術料のほかに、診察料、麻酔代、薬代、抜糸や経過観察の通院費などが別にかかることがあります。表示されている金額だけでなく、最終的にかかる総額を確認しておきましょう。
埋没法のラインが取れた場合の再施術や、仕上がりに関する相談について、保証の有無や条件は医療機関によって異なります。金額だけで判断せず、アフターケアの内容もあわせて確認することが大切です。
費用を分割で支払うために医療ローンを利用する方もいます。利用する場合は、手数料を含めた総支払額や、途中で解約した場合の扱いを確認してから契約しましょう。無理のない支払い計画を立てることが大切です。
最後に、二重整形のカウンセリングで確認しておきたいことを整理します。
仕上がりのイメージは、言葉だけでは伝わりにくいこともあります。医師としっかり話し合い、納得してから決めることを大切にしてください。クリニック選びのポイントは、美容クリニックの選び方でも詳しく紹介しています。
※本記事は美容医療に関する一般的な情報提供を目的としたもので、特定の医療機関や施術をすすめるものではありません。施術の効果やリスク、ダウンタイムには個人差があります。施術を受けるかどうかは、医師の診察・カウンセリングで十分な説明を受けたうえでご判断ください。美容医療の多くは自由診療(保険適用外)です。